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頭部外傷と慢性硬膜下血腫について

脳は密閉されており、硬い頭蓋骨に覆われることで守られています。頭に強い力が加わると、皮膚や頭蓋骨、脳の順に力が加わり、頭皮のケガや頭蓋骨骨折、脳の損傷が発生します。

意識レベルはその重症度を反映しています。まずは目を開けているのかどうかをチェックし、「大丈夫ですか?」と声をかけて反応を見ます。反応が無ければ、軽く叩いたり、つねったりします。

この時に気をつけなければならないのが、全く反応が無いとき、そして刺激を止めると眠り込んでしまうようなときです。

また、頭のケガから1ヶ月以上経過したぐらいで、記憶や意識の障害、歩行障害や麻痺、頭痛が発生することがあります。このような頭部外傷の後しばらく経過してからの症状は注意が必要です。

頭骸骨内のゆるやかな出血が脳を圧迫することで発生する「慢性硬膜下血腫」かもしれません。特に高齢者の場合は、ケガが軽いのにも関わらず、大きな血腫を作ってしまうことがあります。

また、頭部のケガの仕方によっては、頸部にも強い力が加わっています。脳はもちろんのこと、頸堆とその内部の脊髄も守らなければなりません。

手足が麻痺していたり、呼吸が弱くなっていたりしたら、まずは脊髄損傷を疑いましょう。呼吸状態が悪い場合は下顎をそっと引き上げて気道を確保します。

不用意に体位を変えたり、大きく揺さぶったりすると返って脊髄損傷を悪化させるので注意しましょう。硬いベットや床に仰向けに寝かせて、強く動かさないことが大切です。

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