MENU
当サイトは広告が含まれています。

一般病院に求められる専門化

戦後の日本は病床数を確保するために、病院や診療所の数をどんどん増やしていきました。しかし、1990年ぐらいをピークに病院数は減り続け、今では年間10件ぐらいのペースで病院が倒産しています。これは膨れ上がった医療費の抑制や過剰に増えた医療施設を見直す意味では必要なことだったのかもしれません。

倒産した病院を見てみると、20年以上運営されている老舗の病院や診療所が倒産しているケースが数多くあります。この理由は、老舗の医療施設ほど従来のやり方に固執し、物的投資や人的投資と行わなかったために、競争力を無くして他の医療施設に負けてしまったことが原因と言えるでしょう。

また、近年では医療費の枯渇を防ぐために、厚生労働省がより厳しく診療報酬の見直しを行うようになってきました。病院の種類や診療科目によっては、支給される医療費に違いが出るために、病院側もその動向を見極めて経営と連動させる必要が出てきました。

このためには、院長や医師、看護師長などの病院の経営に関わるような人達意外にも、病院の経営を専門に考える事務部門の幹部の存在も必要になってきています。

病院が国から適切な医療費を受け取り、経営を末永く存続させるためには、病院の専門家が必要になってきています。病院は一般病院や結核療養病院、精神病院などの種類がありますが、この中の一般病院は急性期病院と療養病院に大別することが出来ます。

特定の専門性を持たせることで、病院の人的配置や医療機器の投入も異なっていくことから経費を大幅に見直しできるわけです。専門性を持たない病院はいろいろな意味で今後の行く末が不安だと思います。早いうちに病院の方向性を打ち出し、専門性を持たせるために動きだしていくことが、今後は益々必要になってくるでしょう。

看護師求人【水戸市】 TOPページに戻る

スポンサードリンク